Column
2025.8.8
離れて暮らす親御さんの暮らしや健康面が気になりつつも、遠方でなかなか会いに行けなかったり、連絡しても実際の状況までは見えてこず、心配されているご家族の方は多いです。
親御さんが高齢の場合、部屋の掃除や片付けが難しく、ゴミ出しができないなど生活が乱れやすくなります。
そうした状態が長期にわたって続くと、気づいた時には健康や安全面に悪影響を及ぼすほどの状態になっていることもあります。
掃除や片付けが行き届かず、家がゴミ屋敷状態、またはそれに近い状態になっている場合、「孤独死」の可能性も高まります。
家族が気づき、早めに対処することが大切です。
この記事では、ゴミ屋敷が孤独死とどのように関係しているのかを解説するとともに、ご家族が知っておくべきゴミ屋敷の孤独死リスクや、今からできる対策についてお伝えします。
<<この記事でわかること>>
近年、日本では「孤独死」が深刻な社会問題となっています。
警察庁が2024年に初めて公表した統計によると、2021年の1年間に自宅で死亡した件数は76,020人、その約8割が65歳以上の高齢者であったことがわかっています。
これらの数字からも高齢者の孤独死が決して特殊なケースではないことがわかります。
さらに、死後8日以上経ってから発見されたケースは21,856人、そのうち4,769人もの人が1ヶ月以上経過してから発見されました。
誰にも気づかれないまま命を落とし、何日も発見されないままという悲しい現実が頻繁に起きているのです。
高齢化、そして単身世帯の増加により、今後も孤独死は増えていくと予測されています。
家族として早めに異変に気づき、サポートや対策を始めることが、孤独死を防ぐ大きな一歩となります。
孤独死の現場がゴミ屋敷状態であったケースは多く報告されています。
数値的なデータは取られていませんが、孤独死した方の住まいがゴミ屋敷であったという専門の清掃業者や遺品整理業者の経験談は多いです。
ではなぜゴミ屋敷が孤独死と結びつくのでしょうか。
人が亡くなった際、通常であれば異臭で近隣の住民に気づかれることが多いですが、ゴミ屋敷では大量のゴミや腐敗臭が漂っており、死後の異臭が埋もれてしまうことがあります。
また、ゴミ屋敷はゴミに埋もれていて窓が開けられない、もしくは開いていてもゴミで窓が塞がってしまっていることが多く、異臭が外に届きにくいことも発見が遅れる原因と考えられます。
ゴミ屋敷は害虫が害獣の発生が常態化してしまっていることが多いため、孤独死によって害虫・害獣が増えても近隣に異変として気づかれにくいことがあります。
転倒したり、体の調子がおかしくて助けを求めていても、大量のゴミや不用品が音を吸収してしまい、声が外に届きにくいことがあります。
また、ゴミ屋敷について住人と近隣住民の間でトラブルが生じていると、周囲から孤立してしまい、助けが遅れたり、発見が遅れたりすることに繋がりかねません。
上記のような要因が重なり合うことで、ゴミ屋敷は亡くなったことが発見されにくい空間となってしまい、発見の遅れを招いてしまうのです。
孤独死が発見された多くの現場では、家の中がゴミや不用品で埋もれていたというケースが数多く存在します。
家中にゴミや不用品が散乱していると、つまずいたり転倒したりすることによる骨折・頭部外傷の危険が高まります。
高齢者はたった一度の転倒でも寝たきりになってしまったり、助けを呼ぶことができず、そこから動くことができないまま命に関わる事態を引き起こすことも珍しくありません。
また、長期間放置されたゴミや食品によってカビや細菌が繁殖し、家の中の環境が著しく悪化することで、病気にかかるリスクも上がります。
喘息や肺炎、感染症などにかかり、体調を崩しても誰にも気づかれず命を落としてしまう可能性があります。
部屋の状態を見られたくないという思いから、家族や友人との関わりを拒むようになる人も多いです。
会うことを避けていると、見守りの目が行き届かなくなったり、周囲との関係が希薄になってしまいます。
倒れたり命に危険が及んだとき助けを求められず、誰にも気づかれないまま時間が過ぎてしまう、ということに繋がってしまいます。
そして近隣との関わりが極端に少ないと「最近外に出ている姿を見てない」「洗濯物が干されていない」といった小さな異変にも気づいてもらえません。
通報が遅れ、発見までに数週間、時には数ヶ月かかってしまうこともあります。
家がゴミ屋敷化してしまう背景には加齢による体力や認知機能の低下、精神的な問題が隠れています。
ゴミ出しや掃除が困難になって家中に物が溜まっていき、いつしかそんな環境にも慣れてしまい、自力では改善できなくなってしまうのです。
外部からの訪問や連絡が減少し、孤立した状態が続くと、体調不良や事故が起きても周囲が気づきにくく、発見が遅れることが多くなります。
衛生面や安全面でも大きなリスクのあるゴミ屋敷。
家族が気づかないうちに家の状態・環境が悪化してしまうことが多いため、家族が日頃から気にかけ、早めの対処を心がけることが何よりも重要です。
孤独死は社会的な問題であるだけでなく、離れて暮らすご家族がいる方にとって身近なリスクです。
特に高齢の親御さんがひとり暮らしをしているという場合は、気づかないうちに生活環境が悪化しているケースも少なくありません。
「片付けられない」「ゴミが捨てられない」という状況が長期化すると、家の中がゴミや不用品であふれ、生活機能が低下し、衛生環境が悪化します。
ゴミ屋敷にまで発展すると「誰かに頼ることができない」「助けを求められない」という状態につながり、孤立が深まってしまいます。
孤独死は、その延長線上にあるのです。
片付けや清掃が困難になった場合、無理をせず専門業者に相談するのが賢明です。
家族間の感情的なトラブルも避けることができ、短時間で安全かつ効率的に作業を終えられます。
愛知・岐阜・三重・静岡を中心にゴミ屋敷・汚部屋の清掃を行っているオールスマイリーは年間1,200件以上の片付け作業を担当している確かな実績があります。
経験豊富なスタッフが、ご依頼主の要望に寄り添い、丁寧かつ迅速に片付けを進めます。
作業は近隣への配慮を徹底し、騒音や悪臭を最小限に抑えるための工夫も行っています。
ご家族の時間的な負担だけでなく、精神的な負担を大きく軽減できるよう努めています。
片付け、不用品回収はもちろん、ハウスクリーニングや消臭、害虫駆除まで含めた総合的なサービスを提供しています。
料金の目安は1K 15,000円(税込)〜となっており、作業内容や部屋の広さに応じて可能な限りコストを抑えたお見積もりを心がけています。
お見積もり確定後の追加料金は一切いただきませんので、安心してご依頼ください。
1K~1DK | 15,000円~ |
1LDK~2DK | 38,000円~ |
2LDK~3DK | 42,000円~ |
3LDK~4DK | 140,000円~ |
4LDK~ | 165,000円~ |
また、不用品の中に買取可能なものがあれば無料査定を行い、費用から差し引くことができるため、経済的な負担も軽減できます。
女性スタッフによる対応も可能なので、女性の一人暮らしの場合も安心してご利用いただけます。
ご本人やご家族の立ち会いが難しい場合には、立ち会い不要での作業も承っており、遠方からのご依頼にも対応できるよう体制を整えています。
初めてのご依頼でもスタッフが丁寧に説明・相談に応じますので、「どうしたらいいかわからない」「このままだと心配」という場合は、お気軽にオールスマイリーにご相談くださいね。
大切なご家族の暮らしを守るため、真摯にサポートいたします。
清掃の事例やお客様の声などもホームページに掲載していますので、ぜひご一読ください。
ゴミ屋敷と孤独死は決して無関係ではありません。
ゴミ屋敷のような環境下では、病気にかかったり転倒しやすくなったりするだけでなく、万一の際に助けを呼びづらい、異変に気がついてもらえないなどあらゆるリスクが高まります。
ご高齢の親や親戚がいる場合、家の様子や生活の変化に気づき、早急に対処することが大切です。
ゴミ屋敷は長期化すればするほど精神的・経済的な負担が大きくなるだけでなく、本人の健康にも影響が及びます。
問題を早期に解決できるだけでなく、ご家族の負担軽減にもつながるため、専門業者への依頼も検討してみてください。
オールスマイリーは、ご家族の思いに寄り添いながら、最適なサポートをご提案いたします。
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